Microsoft Office 2007 用 PDF/XPS 形式での保存用プラグインの無償ダウンロードを開始

以前のブログでも取り上げたが、Office 2007 でサポート予定であった PDF 形式と XPS 形式でのファイル書き出し/エクスポート機能が、Adobe からの強い要請(訴訟も辞さない)により、外されることとなり、Microsoft の Web サイトから無料でダウンロードされるようになると見通しを述べたが、2006 年 9 月7 日からこれらプラグインのダウンロードが以下 Microsoft の Web サイトから開始された。



これらプラグインは、Office 2007 の Word, Excel, Access, PowerPoint, InfoPath, OneNote, Publisher そして Visio の 8 製品に対応する。 ダウンロードは、XPS と PDF の両方、XPS のみ、PDF のみの3種類のダウンロードが利用可能である。



save to PDF and XPS
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=4d951911-3e7e-4ae6-b059-a2e79ed87041&displaylang=en



save to XPS
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=F1FC413C-6D89-4F15-991B-63B07BA5F2E5&displaylang=en



save to PDF
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=BCE8F991-F0A4-47A0-866B-2FD84A329E02&displaylang=en



XPS Reference RIP

Global Graphics の XPS Reference RIP が Microsoft の Web サイトからダウンロード可能に。



Microsoft は、Global Graphics (Euronext 銘柄:GLOG) が開発した XPS Reference Raster Image Processor (RIP) を、9月5日より Microsoft 社の Web サイト(http://www.microsoft.com/whdc/device/print/RRIP.mspx )からダウンロード供給開始した。



この XPS Reference RIP Release Candidate 1 (RC1) Version 1.0 は、Global Graphics が、2003 年より新しい形式となる XPS 仕様に対するコンサルタントとコンセプト検証開発サービスを Microsoft に提供するという、Global Graphcis と Microsoft との契約の最終章であり、XPS 仕様の 0.85 と 0.9 に対応している。



Microsoft の Web サイトからダウンロードできる XPS Reference RIP は、あくまで、テストや評価を目的としたものであり、これを用いて如何なる開発をすることは許可されていない(詳細は、ダウンロードページの END USER LICENSE AGREEMENTを熟読されたい)。Global Graphics は、Reference RIP と同じコアを用いた独自の商業版の XPS RIP の開発を進めており、Global Graphics (www://www.globalgraphics.co.jp) から直接ライセンス可能だ。 商業版では Reference RIP 以上の機能と高い性能を提供する。



XPS Reference RIP の意義は、XPS の仕様は公開された形式なので、だれがXPS RIP を開発してもよいが、仕様書の解釈の仕方により、様々な XPS RIP が市場に出回るのを抑止する意義がある。 Global Graphics からライセンスされる商業版の XPS RIP を採用することにより、この Reference RIP と同じコアを用るため互換性の心配が少ない。