
Microsoft の XPS 形式は、大変リッチな最新グラフィックスを含む電子ドキュメント形式であり、XPSDrv に提供されるスプールファイル形式であり、またページ記述言語でもあります。この XPS 形式は、広い色域、透過、そしてさらに HDPhoto 等の多くの最新グラフィックスをサポートしており、処理コストの高い形式です。したがって、XPS を高速に処理する為には、処理速度の速い RIP (Raster Image Processor) を使うことは、ユーザーにストレスを感じさせずに使用させる為に特に重要であるが、そのまた一方で、生成する XPS 形式を用途に合わせて最適化することも、また非常に重要です。 Microsoft は、XPS から最大のパフォーマンスを得るためのポイントを解説したドキュメント(Maximum Performance from XPS Document) を提供しており、以下のサイトからダウンロード出来ます。


Global Graphcis CTO の Martin Bailey が作成した XPS FAQ ドキュメントが 5月に更新された。 このドキュメントは、Microsoft の新しい XPS ページ記述言語に関する多くの一般的な疑問や質問に答えを提供する大変有用な FAQ です。
本 XPS FAQ は、以下のサイトからダウンロードできます。
http://www.globalgraphics.com/xps/more.html


WinHEC の XPS ドキュメントのパフォーマンスの最適化プレゼンテーションにおいて、XpsStat と呼ばれる XPS ドキュメントを解析する簡単なプログラムが紹介された。
XPS ドキュメントを指定して、XpsStat を起動すると 4つまたは5つの HTML 形式のテーブルを生成する。
1. Container Summary Table: ドキュメント内のパーツのタイプ情報
2. FixedPage / Remote Resource Dictionary Table: ドキュメント内の固定ページ/リモートリソースディレクトリに関する情報
3. Font Resouce Table: ドキュメント内フォントリソースに関する情報
4. Image Resource Table: ドキュメント内イメージリソースに関する情報
5. Container Part Table (オプション): ドキュメント内パーツに関する情報
このプログラムは、3つのコマンドラインオプションを持ちます
使用形式: XpsStat [/x] [/d] filename.xps
/x ディフォルトの HTML 形式ではなく XML 形式のレポートを生成
/a オプションの Container Part Table を生成
/d フォントを外部ファイルに取り出す
このプログラムは、.Net 3.0 XPS 関連の API と幾つかの ZIP コンテイナーの直接の構文解析を用いて書かれております。 これは、インターリーブもしくはノンインターリーブ XPS ファイルをサポートしているようだ。
