萩さん日記
デジタル印刷と電子ドキュメントの新潮流
マイクロソフト、Windows XP の正規 OEM ライセンス提供を 2008 年 6 月 30 日まで延長

マイクロソフトは、Windows XP 正規 OEM ライセンスの提供を 2008 年 1 月 31 日で終了すると、本年 8 月 22 日に発表したが、10 月 1 日、開発途上国のお客様や小規模事業者から寄せられた、最新の環境へのアップグレードに向けてより多くの準備期間が必要であるとのご要望に応えるため、2008 年 6 月 30 日まで延長すると発表した。尚、対象は全世界の市場が対象とのこと。



詳細は、以下マイクロソフトのWebサイトを参照してください。



http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3212



欧文フォント エミュレーションとは

印刷ジョブを RIP により処理する時、フォント データが埋め込まれておらず、また RIP 側環境にも当該フォントが存在しない場合、結果として印刷プロセスを続行することが出来ない問題が発生する。



この種の問題を回避する為に、プリフライトを施行し、フォント データが印刷ジョブ内部に適切に埋め込まれていることを事前に検証したり、フォント データを埋め込むことが仕様要件である PDF/X 形式に変換して入稿したりすることが通常行われている。一報、最近話題の XPS 形式の場合には PDF とは異なり、フォント データが必ず埋め込まれている必用があり、この種の問題は PDL アーキテクチャ上発生しない。



Global Graphics の最新 Harlequin PLUS Server RIP v8.0 では、2007 PIA/GATF Intertech Technology Award を受賞した「欧文フォント エミュレーション」機能が搭載されており、欧文フォントが見つからない場合、適切な代替えフォントが自動的に作成され、テキストはオーバフローすることなく、文字間隔、太さ、文字幅が適宜調整されて、印刷プロセスを止めることなく継続することが出来る。



通常、PDF の場合には、フォント データが埋め込まれていない場合、代替えのメカニズムが機能し、フォントの代替えテーブルを参照して代替えしたり、Panose エントリにより、もっとも適当なフォントに代替えしたりしている。しかしながら、このメカニズムによる代替えでは、RIP 環境で使えるフォントの中で、最もそれらしいフォントに代替えするものであり、結果としては受け入れられない印刷物となる可能性も否定できない。



Global Graphics の「欧文フォントエミュレーション」は、時間が限られたアプリケーションにおける、ワークアラウンドとしてとても価値がある。

PDF Retained Raster (PDF ラスタ維持機能)とは

Graph Expo で発表された次期 Harlequin RIP は、Harlequin PLUS Server RIP (v8.0) と呼ばれ、二つの大きなパフォーマンスの改善が図れている。



Harlequin PLUS Server RIP は、再設計された RIP コアをベースとしており、これまでの製品を上回る処理性能を実現している。最新の Duo および Quad コア テクノロジの利点を最大限に引き出すマルチ スレッド レンダリングを標準で採用することで、これまで以上の処理性能を実現し、ラスタ データ処理における RIP ボトルネックを解消する。



さらに、PDF Retained Raster (PDF ラスタ維持機能) により、複数ページの印刷ジョブ内の同じコンテンツのラスターを保持し、再利用する機能が搭載されたため、同じコンテンツを複数ページ間で何回も処理する必用がなくなり、バリアブル(可変)印刷系のプロセスが高速化されます。このバリアブル印刷を行うのに、PPML 等の特殊ファイルを作成する必用がなく、通常の PDF で対応できるため、特殊なアプリケーションを用意する必要もなくなる。



これらの改善により、デジタル印刷用 RIP サーバーとして、更に高い性能をユーザーに提供できるようになった。

トラッピングとは

ヌキ合わせのフィルムで版ずれを起こした時、もしくは用紙の伸びやちじみにより白い(紙の地の色)隙間が見えるのを防ぐため、通常 2 つの隣接するカラーの間に、小さな重なりの領域を作成します。この処理をトラッピングといいます。



通常、トラッピングをかける 2 つの色のうち、より淡い色の側を太らせることでトラッピングは行われます。背景側を太らせ(背景色がオブジェクト色より淡い色の場合)オブジェクトに重ねるのをチョーク トラップと呼び、オブジェクトを太らせ(オブジェクト色が背景色より淡い色の場合)背景に重ねるのを、スプレッド トラップといいます。



トラッピング処理は、アプリケーション側で行う場合と、RIP 内のトラッピング機能を使用する場合があります。本来トラッピングとは印刷機側のイシューなので、印刷会社側で相応しいトラッピング設定を行うのか好ましい。



トラッピングには実に様々なテクノロジーが使われている。大別するとトラッピング処理には、ラスター トラッパとオブジェクト トラッパがある。ラスター トラッパは、ピクセルベースでアナライズしトラップ処理します。一方、オブジェクト トラッパは、PDL が認識するオブジェクトもしくはベクター オブジェクトに対してアナライズが行われトラップ処理が行われます。したがってオブジェクト トラッパを使用することにより、トラップ形状の品質と精度が向上し、必用となる計算量が少なくなり、高速なトラップ処理が可能となり、オブジェクト毎に異なるトラップの制御が可能となる等のメリットがあります。



トラッピング技術の種類



■ アナモフィック トラップ:トラップ幅とトラップ高さに異なる値を設定。印刷の精度が縦横で異なる場合に使用する。
■ マイター エンド トラップ:トラップのエッジ形状を整えます。
■ フェザード トラップ:トラップ境界においてシェーディングを適用し、トラップとオブジェクトの境界をソフトにし、トラップを認識されにくくします。
■ スライディング トラップ:時として、スプレッドとチョークがオブジェクトの途中で切り替わることが発生(オブジェクトや背景色がシェードする場合)する。これにより、認識されやすいトラップの段差が発生します。スライディング トラップでは、トラップを少しづつスライドさせることにより、この段差を解消します。
■ プロポーショナル/ナロード トラップ:トラップが適用されるオブジェクトが狭くなる部分で、それに比例するようにトラップ幅を自動的に制御します。
■ スモール オブジェクト プロテクション:小さな/薄い(テキストの様な)オブジェクトがトラップによりつぶされる/太ることを防止します。



その他考慮すべき点として、特色インク対応、N-color、Trap Zone そしてオーバープリントがある。



Global Graphics の Harlequin RIP は、非常に優れた多くのトラッピング機能セットに対応しております。詳細は以下の PDF を参照されたい。



参考資料:
http://www.globalgraphics.com/pdfs/products/trappro_wp.pdf



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