Global Graphicsのクラウド用モバイル印刷ソリューション

Global Graphicsのモバイル印刷ソリューションは、当初スマートフォン/タブレットデバイスから直接印刷デバイスに印刷ジョブを送るPeer-to-Peer型のモバイル印刷ソリューションとして紹介されたが、マーケットの強い要望によりクラウド上でも使えるソリューションに進化した。
このクラウド型ソリューションでは、MS OfficeファイルやPDF等のファイルをクラウド上で、印刷デバイスが解釈できるPDL形式に高速・高性能に変換し、印刷デバイスに送る。 通常、PostScript、PCL、PDF形式に変換されるが、日本のプリンタ/MFPメーカは通常各社独自のPDLを採用していることもあり、メーカ独自のPDL形式にも変換できる。 Windowsプラットフォームでは、既存のプリンタドライバを使用できるので開発が不要だ。 さらに専用の出力プラグインを開発することにより、Linuxベースのクラウドへの実装が可能となる。 Global Graphics のクラウド用モバイル印刷ソリューションはMicrosoftのリソースを全く使用しないため、これが実現できるのだ。 これにより非常にロウコストでMS OfficeファイルやPDFファイル等のダイレクト印刷がクラウドを使用して実現できる。 Global Graphicsでは、Linux上でJEITAファイルを用いたデモを行っている。 その高い変換品質・性能は一見に値する。

PayPal, モバイル決済技術に関する企業機密を不正に利用したとしてGoogleを訴訟

米国eBey傘下のPayPalが5月26日モバイル決済技術に関する企業機密情報を不正に利用したとしてGoogleを訴訟するようだ。PayPalは、Googleは企業機密をOsama Bedier氏から得たと主張している。 Osama Bedier氏は前のPayPalエグゼクティブであり、今はGoogleの決済担当副社長をしている。この訴訟は、Goolgleが自社の携帯電話を用いて買い物ができるようになる計画を発表した数時間後に行われた。



Googleは、この「Mobile Walelet」技術を使用した決済をこの夏から米国で開始することを計画してる。計画では、自社のAndroid OSを使用したモバイルフォンでこのサービスを提供する予定だ。この技術はNFC(Near Field communications)をベースにしている。



補足:日本ではモバイル決済は、Felicaを使用したお財布携帯としてすでに広く使われている。残念ながら、Felicaは国際的な携帯電話の業界団体であるGSMAで標準規格として採用されず、結果日本だけのローカル規格となった。 海外ではISO/IEC 14443 Type A とType B規格が使われることになった。 したがって現在の日本のお財布携帯では、たとえ海外でモバイル決済が普及したとしても、海外で決済はできない。海外の決済に対応するには、日本の携帯電話がFelicaだけでなくNFC Type A/Bにも対応する必要がある。もしくはFelicaを捨ててNFC Typ A/Bに移行するかだ。