Global Graphics、gDoc Binder 評価版のダウンロード提供を開始

8月26日、Global Graphics は、電子バインダーソフトウエアである gDoc Binder 評価版を同社の Web サイトから提供を開始した。



http://www.globalgraphics.com/products/gdoc_binder/index.html



gDoc Binder は、電子的なルーズリーフバインダーであり、さまざまなファイル形式で世界中に氾濫するドキュメントを、電子バインダーの中で一括管理することができる。 ドキュメントの更新も簡単に行うことができる。 gDoc Binder 形式に変換されたドキュメントは、PC 上のリアルなバインダーとして表示され、ページめくりもリアルに再現される。 操作がとても簡単なため、トレーニングも不要だ。



標準のユーザー・エクスペリエンスは、ルーズリーフバインダーであるが、このユーザー・エクスペリエンスは OEM の要望によりカスタマイズすることが可能。 ブランディング対応、ドキュメント・アセンブリツール、eBook リーダー、ノートブック、ホワイトボード、個人情報管理などのユニークなアプリケーションを開発し、OEM ブランドで販売することもできる。以下にユーザー・エクスペリエンスの幾つかの例を示す。 一番上は、標準のルーズリーフバインダ、真中は、ノートパッド、一番下は、ホワイトボードへの実施例である。



Mainview_2gDoc Binder 形式は、マイクロソフトの XML Paper Specification (XPS) を拡張した形式であり、すべての XPS 汎用ビューワで開くことも可能だ。 拡張 XPS 形式を採用しているので、オリジナルドキュメントの品質を高いレベルで保持できる。 したがって gDoc Binder から印刷されるドキュメントの印刷品質は大変高く、また PDF に変換してもその高い品質を保持できるのが特長だ。 したがって、商業印刷やプリタ/MFPメーカーのニーズに応えられる電子ドキュメント形式である。



Notepad_5また gDoc Binder 形式は、XPS の拡張形式であるため、XPS のダイレクト印刷をサポートする Harlequin RIP を搭載したデバイスに直接 gDoc Binder ファイルをドラッグ&ドロップして印刷させることも可能だ。





Whiteboard_5gDoc Binder は、OEM 向けの製品で、OEM ブランドでの販売を予定している。

グーグル、モトローラ・モビリティを買収

今回の買収はアップルやマイクロソフトから知財面で日々攻められ続けていたグーグルにはプラスに働くことが期待されるが、モトローラ・モビリティを傘下に収めることで、グーグルは同社のアンドロイドを採用している30社以上のスマートフォンメーカーと競合する製品の開発・生産を行うこととなり、アンドロイドベースのスマートフォンメーカーは経営上の大きなリスクを抱えることとなった。 今までアンドロイド一辺倒で製品開発を進めてきた多くのスマートフォンメーカーは、このリスクを回避するため Windows Phone ベースのスマートフォンの開発も始めるかもしれない。 グーグルは他のアンドロイドベースのスマートフォンメーカーの反発を受けずにアンドロイドのシェアを維持できるのか、またアンドロイドベースのスマートフォンメーカーの今後の動きを注意深くウオッチしていく必要がありそうだ。 

Harlequin Host Renderer SDK マイナーアップグレード

グローバルグラフィックス、Harlequin Server RIP の RIP コアをベースとした開発者向けの Harlequin Host Renderer SDK をマイナーアップグレードした Version 2.0r3 をリリース。
今回のマイナーアップグレードでは、マルチスレッド・コンポジッションが改良され、特に透明レイヤを含む印刷ジョブの処理が高速化された。またバリアブルデータの処理で共通のページコンポーネントを RIP 側で自動認識し、一度 RIP したラスタデータをキャッシュし、以後の RIP 処理を省くことにより、バリアブルデータ処理の高速処理を可能にする PDF Retained Raster が改良され、特に統一背景と可変テキストのみからなる印刷ジョブの更なる高速化が実現された。 さらに商業印刷で広く採用されている FM スクリーニングである Harlequin Dispersed Screening (HDS) が機能強化され 4-bit にも対応した。 詳細はグローバルグラフィックス株式会社に問い合わせください。