PDF 2.0 (ISO32000-2) 標準化

以前私のブログでPDF 2.0 (ISO32000-2) の標準化が進められており、2011 年第 2 四半期に標準が発行されそうだと予想したが、残念ながらいまだに発行されていない。 標準化のプロセス事態は進行しているもの思いの外時間がかかっており、予想(あくまで私的な予想)では、発行は当初の予想より約 1.5 年~ 2 年ぐらい遅れそうな感じだ。 この遅れは当然ながら RIP 製品の PDF 2.0 対応時期にも影響を与えることになりそうだ。

Global Graphics K.K. サポートスタッフを増員

Global Graphicsの日本法人が設立されてから早9年が経過しますが、今ほど忙しくなった事はありませんでした。グラフィックアート業界は相変わらず低迷しており、大量印刷からデジタル印刷を使用した少量オンデマンド印刷にシフトしてきており、バリアブル印刷を使用した新たな付加価値印刷に脚光が集まる中、当社がここ数年来力を入れてきたマルチスレッド化による高速化、PDFリテインドラスタ技術を使用した高速バリアブル印刷、そして複数のRIPを同時並行的に走らせるマルチRIP技術を使用した超高速RIP処理に対する引き合いが急増しております。 さらに世の中は紙メディア媒体をベースとした従来の情報発信から、電子メディアを用いた情報発信にシフトしてきており、従来のPrint to PaperからPrint to eDocument にシフトしてきております。 当社が力を入れている PDL 変換技術をベースとした PDF 生成エンジン、PDF編集SDK、そしてOEM向けの電子バインダソフトウエアである gDoc Binder に対する引き合いも増えてきております。 また弊社では、Peer to Peer のモバイル印刷ソリューションを PAGE2011で発表しましたが、クラウドを使用したモバイル印刷を支援する技術への引き合いも増えてきております。 商業印刷の業務受注プロセスが、従来の営業マンの足を使用した手法から、Web to Print技術を使用した自動受注システムに変わりつつあり、弊社が提供できる技術への期待がこれほど高まったことはありませんでした。弊社では、これらビジネスの拡大をサポートするため、技術サポートスタッフの増員を行うことになりました。