gDoc Core, 4Kディスプレイ上で新境地を開く!

グローバルグラフィックスの電子ドキュメントテクノロジgDoc Coreは、オリジナルドキュメントのコンテンツ形式を保持します。したがって、gDoc Coreを使用したgDoc BinderやgDoc TrueViewではテキスト、イメージ、グラフィックスといったオリジナルドキュメントコンテンツ情報を損なわないので、高解像度ディスプレイ上で、さらに拡大してもピクセル単位の正確さでレンダリングを行い、くっきりとシャープな表示が可能になります。 この度、4Kディスプレイを搭載したToshiba Dynabook T954/89Lに外部28"の4K UHD(3840x2160)ディスプレイであるPHILIPSのBrilliance 288P6LJEBを接続し評価しました。まずはgDoc Binderを立ち上げ、CADの図面を表示させて驚愕した。 細部に渡り図形や文字がくっきりと表示されている。まちがいなく新しいマーケットが創造される予感だ。4Kディスプレイは28"スクリーンでは、157ppiに相当する為、カラー印刷の主流である175ラインよりは落ちるものの、さほど遜色ない。



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4Kディスプレイ上でgDoc Binderを使ってみる

最近のノートPCでは4K(Ultra HD)ディスプレイ(3,840x2,160ドット)を搭載したものがある。 そこで4Kディスプレイ搭載のパイオニアTOSHIBAのDynabook T954/89Lを購入し、gDoc Platform SDKで開発されたgDoc Binderの表示性能を評価してみた。 



Dynabook T954/89Lを購入して最初に感じたのは、やはり大きくて重いということだ。 とりあえず私のカバンには入ったが、カバンに入れて持ち歩くには少々厳しい。 サンプル映像が付属していたので、まずは鑑賞してみた。 やはり4Kの高精細表示能力には驚愕した。 まるでノートPCの液晶パネルがイタリアの観光ホテルの窓からの実風景であるような錯覚を覚える。 



次にgDoc Binderをインストールし、フルHDディスプレイ(1,920x1,080ドット)を搭載したASUS TAICHI21上のgDoc Binderを同時に起動し、Page 2014展示会で使用したディフォルトのバインダを表示してみる。 アプリケーションの立ち上げ時間はほぼ同じ。 尚、TAICHI21は128GBのSSDなのに対し、T954/89Lは1TBのHDDを採用している。 表示されたバインダの表紙を見ている限り、解像度の違いを感じることは無い。 バインダを開いてみると、開く処理時間はほぼ同じだ。 目次を開いても、解像度の違いは感じないが、T954/89Lは画面が大きい分読みやすい。 ページめくりをしてみたが、処理速度の違いはさほど感じられない。 



次に一番興味があったCADタブをクリックしてみる。 T954/89LとTAICHI21は、ほぼ同時にCAD図面を表示したものの、大判用に作られたCAD図面が細かすぎるので、さすがのT954/89LでもCAD図面をバインダの実表示で表示することは厳しい。 そこで、gDoc Binderのビューをドキュメントビューに切り替え、拡大されたCAD図面を表示してみた。 なんと表示されるまでの時間はT954/89Lの方がTAICH21より速かった。 表示をフル画面に切り替え更に横幅に合わせて表示させる。 T954/89L上では細部に渡り詳細に表示されているこが判る。 ただし私の目では15.6インチの4Kディスプレイでは、4Kの利益を十分に発揮できていないと感じた。 おそらくHDMIケーブルでより大きな外部4Kディスプレイに接続すると、その実力の高さをさらに良く確認できるだろう。 機会があれば、大型の外部4KディスプレイでCAD図面を表示してみたい。 それから、画面のスクロール、パン、ズームイン/アウトでの処理速度には違いは感じられなかった。 尚、Binder内部形式はXPSの拡張形式を採用しており、テキストやグラフィックスは拡大してもジャギーにならない。



gDoc Platform SDKで開発されたgDoc Binderは、4Kディスプレイ上で極めて高精細に表示できる。 より大型の4Kディスプレイを使用したCAD図面管理、ホワイトボード、デジタルサイネージ用アプリケーションへの応用が期待される。



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