PackZ for OEM

 パッケージやラベル用のプロフェッショナルPDFエディタであるPackZのOEM向け製品。プリフライトチエック、トラッピングの追加・編集、バーコード・QRコードの編集・検証、白・ニスなどの特色の追加、3Dシミュレーション、面付けなどの機能を持つ。画面上でインク構成、フォント、画像などのPDFアセット(構成資産)を確認することができる。各インクの使用率、使用フォント情報、画像解像度なども表示する。また、PDF内の画像を選択し、編集ボタンをクリックすることで、その画像は外部編集ソフトに送られ、編集後その画像は自動的にPDFに反映される。

 プリフライト機能では画像解像度等、さまざまな設定可能クライテリアでPDFをチエック・修正することができる。たとえば、高すぎる解像度の画像を自動的にダウンサンプリングさせることも可能となっている。バーコード機能では、コードの確認・修正、バーコード形式の変更が可能となっている。テキストストリングスを編集することもできる。トラッピング機能ではトラッピングの追加・編集が可能となっている。

 3Dシミュレーションでは、パッケージの製品イメージを3Dでシミュレートすることができる。ドリンクボトルのシュリンクスリーブの場合、フィルムがシュリンクされる率が場所により異なるので、デザインに歪みが発生するが、歪を補正するワープ機能を備えている。

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PDF 2.0の採用メリットと採用しない場合のリスク

 PDF 2.0 (ISO32000-2)仕様がまもなくISOにより発行される見通しであり、グローバルグラフィックスのHarlequin RIPでもPDF 2.0対応を進めております。 既に評価版のリリースが開始されております。

 PDF 2.0には、既存機能の拡張機能とともに、多くの新機能が備わっています。その中には、さまざまな用途に幅広く適用できるものや、特定の市場セクターに多大なメリットをもたらすものもあります。 

 PDF 2.0で重視されているのは、新機能だけではありません。曖昧さと実装依存の箇所を排除するためにも、多大な労力が費やされています。 このため、標準に準拠する異なるベンダー製のPDF処理ソフトの動作は、これまでよりも類似性が高まります。経験上、旧製品では競争に太刀打ちできなくなります。

 PDF 2.0は、幅広い下位互換性を持つよう設計されていますが、古いPDF処理ソフトでは新機能を処理できません。たとえば、新しいページレベルの出力インテントは、PDF 1.7リーダーではエラーを出すことなく無視されるため、許容できない色が出力されることもあります。印刷業者は、当初はPDF 1.7以前のファイルに限定するとしても、最終的にはPDF 2.0ファイルに対応する製品にアップグレードしてリスクを取り除く道を選ぶことになります。

 PDFの生成、編集、表示、印刷を行うソフトウエアの開発は各社が独自に進めており、相互運用性に懸念があります。そこでPDF 2.0の相互運用性を確保する為に、無料のPDF Association 相互運用性ワークショップが企画されております。 そのワークショップの冊子を page2017 のグローバルグラフィックスブース(D-35)で配布します。

Meteorのインクジェットヘッドドライビング技術をpage2017で展示・紹介

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 グローバルグラフィックスは、2月8日(水)~10日(金)まで東京東池袋のサンシャインシティコンベンションセンターで開催される page2017 展の同社ブース(D-35)で、Global Graphics SE が2016年12月に買収ししたMeteor Inkjet社のスケーラブルで直ちに製品で使える既成のインクジェットヘッドドライブ用のコントローラーボードを紹介します。 

 Meteor Inkjet社は、産業用インクジェット、グラフィックアート、商業印刷市場に、世界最先端のインクジェットヘッドドライブエレクトロニクスを供給しております。 FUJIFILM Dimatix、コニカミノルタ、リコー、Sll Printek、Toshiba TEC、Xaarなど主要な産業用インクジェットヘッドメーカーのヘッドをサポートしており、主にシングルパスインクジェット印刷機に搭載されております。 

 本展示会では、Meteor社の社員が説明の為に来日するので、製品に関する質問を直接質問していただけます。 また最新の技術資料が入手できる他、ボードのサンプルも展示されます。