Global Graphics, page2018でHarlequin v12の新機能をデモ

 グローバルグラフィックスは、来るpage2018展で、Harlequin v12の新機能であるIn-RIPバーコード生成とダイナミックオーバーレイのデモを行います。 HQN v12では、外部より単にコードを入力するだけでバーコードや2次元コードをラスタライズさせる機能がサポートされております。 これにより、EAN, UPC, ISBNなどの一次元シンボル、日本、米国、英国、ドイツ、韓国、オーストラリアなどで使用されている郵便バーコード、さらにはデータマトリックス、アステカ、QRコードなどの2次元コードがコートにより生成できます。

 またバリアブルデータ印刷用のダイナミックオーバーレイがサポートされ、1つの背景ページとCSVファイル内で指定されるバリアブルオブジェクトをRIP内で合成して印刷することができます。

 以下は、ネストされた面付け背景上に、CSVで指定されるバリアブルオブジェクトをダイナミックに合成した例です。
Dinamic.jpg
 詳しくは、page2018のグローバルグラフィックスブースでお尋ねください。

Global Graphics, IoTデバイス上でMAKOのデモ

 グローバルグラフィックスは、来るpage2018でWindows 10 IoTが走るRaspberry Pi上で、以下のデモを行います。 先ず、デモの構成を以下に示します。
Mako_Demo_1.jpg

デモ: サンプルのPDFをWindows 10 IoTを搭載するRaspberry Piの画面上でサムネール表示します。 画面に表示されるQRコード(MAKOで作成)をiPadのSafariでスキャンすることにより、MAKOで変換したHTML5(SVG)ドキュメントをiPadのSafari上で閲覧できます。 さらに画面上の"刷る"ボタンをクリックすることにより、オリジナルのPDFをMAKOでPCL形式に変換し、PCL6対応プリンタで印刷させます。
Mako_Demo_2.jpg

このデモを実現するためにMAKOは、以下の処理を行いました。

1. Piのフォアグラウンドアプリ上で表示するPDFサムネール画像をMAKOで生成しました。
2. 外部iPad上のSafariでPDFドキュメントをブラウズするためにPDFをSVG形式にMAKOで変換しました。
3. SVGをiPadで表示するためにSVGのURLアドレスを含むQRコードイメージをMAKOで生成しました。
4. PDFをPCLプリンタて印刷できるように、PDFをPCL6形式にMAKOで変換しました。

 このようにマルチプラットフォーム対応のMAKOを使用することにより、IoTデバイス上でもMAKOのさまざまなドキュメント機能を活用できます。 是非、page2018のグローバルグラフィックスブース(D-37)でデモをご覧ください。

Global Graphics, テクニカルセミナーの開催を計画

 グロバルグラフィックス株式会社は、2015年にHarlequin Technical Seminar Tokyo 2015を開催しましたが、本年2回目となるプライベートテクニカルセミナーを5月前後に計画しています。 詳細は、追ってご連絡させていただきます。

プロダクション印刷におけるPDF 2.0の利益

 PDF 2.0 にはさまざまな新機能が含まれますが、以下ではプロダクション印刷に関連した変更点を幾つか列記します。 尚、すべてではありません。
● AES - 256暗号化: これはPDF 2.0で規定された新しいAES-256暗号化仕様です。 PDF 2.0ファイル内で使用が禁止されているAdobeのExtension Level 3で規定されたものとは異なります。
● 出力インテントは、製作者の色に対する期待値を規定するためにPDF/XからPDF 2.0に移植され、ドキュメントレベルだけでなくページレベルにまで拡張されました。 これにより、特定ジョブの異なるページで異なるメディアを使用するジョブでも、期待通りに処理することができるようになりました。 たとえば、トランザクション印刷ジョブであり、最初の用紙がそれぞれの受取人向けの特別な用紙である場合、もしくは中綴じ製本の表紙であるといった例が挙げられます。
● いくつかの状況においては、ブレンドカラースペースを継承するために、PDF透明はわずかに修正されました。  これは出力インテントを持つ複数のPDFファイルが面付けされる場合に役立つように設計されました。 たとえばギャング印刷やディスプレイ広告の配置です。
● PDF 2.0では、黒点の補正(Black point compensation: BPC)を使用するかどうかを各グラフィックスにタグ付けすることができます。 したがって最高品質の写真ではBPCをオンにし、ブランドカラーではオフにして、正確な色再現を行うことができます。
● ハーフトーンオリジングラフィックステートキーが追加され、ハーフトーンの原点を指定することができます。 たとえば大貼りに複数のシートを面付けするとき、ハーフトーンがシート間でドリフトしないようにできます。

Makoの応用例

 次世代電子ドキュメント技術と言われるMako (メイコー)とは何か。 先ず、Makoとは女性の名前ではありません。 Makoはサメの種類の名前で、アオザメの事です。 Makoは、レガシー技術であるgDocの進化版であり、従来HarlequinとJaws RIPの2つのコアを利用していたものを、Jaws RIPの単コアベースに改良したものです。 これにより、プロセス間コミュニケーションが排除でき、処理の高速化が得られました。 さらに、1コアベースなのでコアのサイズを小さくすることが可能になりました。 Makoを使用して、電子ドキュメントアプリを開発することも可能ですが、多くの場合Makoがサポートする多くの機能の中から、限られた機能をサーバーやクラウドで利用しております。 Makoの利用例を以下に示します。

● 巨大なPDFを小分け
● ドキュメント マネジメント システム(印刷の履歴管理、プレビュー表示、等)
● PS⇨PDF変換、PDF⇨PS変換 (setpagedevice対応)
● ドキュメント処理の自動化(ex. テキストコンテンツから処理を分ける)
● 特別なPDF編集アプリを印刷機にバンドルし競合他社と差別化
● Web表示用にPDF内部の高解像度画像をダウンサンプル
● プリンタドライバを使用しないでドキュメントを印刷

ちなみにMakoをベースにしたページ分割のデモムービーが以下YouTubeにございます。

https://youtu.be/sipkI5UERm0

詳しくは、page2018展のグローバルグラフィックス株式会社ブース(D-37)でお尋ねください。

Global Graphics, page2018でMeteorインクジェットヘッドドライバテクノロジを紹介

 Global Graphicsは、来る2月7日(水)~9日(金)まで東京東池袋のサンシャインシティシティコンベンションセンターで開催されるpage2018で、Meteor(ミチュヨワと読みます)社の最新の産業用インクジェットヘッドドライバテクノロジを紹介します。 尚、展示会開催期間中はMeteor社の社員が説明に立ちますので、ご興味がある方は是非会場で直接質問してください。 各社インクジェットヘッドの対応状況を以下に示します。
 
Meteor_ページ_1

Global Graphics, PackZの最新版をpage2018でデモ

 Global Graphicsは、来るpage2018展でPackZの最新版をデモします。 PackZは、ラベルとパッケージ用のプロフェッショナルPDFエディターであり、PDF内オブジェクトレベルでの編集や検証(プリフライト)機能を提供します。 PDFをネイティブに開くのでストレスを与えない操作性を提供できます。 またPDFのみならずAdobe® Illustrator®形式ファイルの読み込み/書き出しにも対応可能です。 Mac OSに対応することは勿論の事、64-bitのWindowsにも対応しています。 さらに最新のトラッピングエンジンを搭載し、マニュアルとオートトラップの相互運用を可能にしています。 さらに、殖版、面付け機能に標準対応することは勿論の事、外部データベースとの連携も可能です。 さらに、バーコードとQRコードなどの2次元コードの読み取り、形式変更、編集、生成をサポートします。 さらにパッケージの3Dモックアップ機能を提供する他、Creative Edge SoftwareのiC3Dとの連携も可能です。 
FoldingCarton_LoRes.jpg
Family_LoRes.jpg

Global Graphics, page2018で進化したScreenProを提案します。

 Global Graphicsは、page2018で多くの経験を通しさらに進化したインクジェット用のスクリーニング技術ScreenProを提案します。 これには、以下の新技術が含まれます。 

● PrintFlat
  クロス ウエブ キャリブレーション
  クロス ノズル 補正
  ノズル アウト 補正

● ScreenPro Direct: Meteorインクジェット ドライバボードを直接ドライブする技術

詳細は、page2018の弊社ブース(D-37)でご質問ください。

Global Graphics, page2018でPDF 2.0対応の次世代電子ドキュメント技術Makoを紹介

 Global Graphicsは、来るpage2018展で進化したマルチプラットフォーム対応の電子ドキュメント表示、変換、操作機能を提供するPDF 2.0対応の電子ドキュメント技術Mako (メイコーと呼ぶ)を紹介します。 Makoは先代のgDoc技術からリニューアルされたものであり、外部仕様的には先代のgDoc技術に似ていますが、コア内部のアーキテクチャは一新されました。 先代のgDocは、異なる2つの弊社RIP技術を利用したものであり、異なるコア間のプロセス間通信が必要でした。 一方Makoでは単一のコアをベースにアーキテクチャを一新し、小さなフットプリントを実現し、プロセス間通信を排除し、高速化が実現されました。 プロセス間コミュニケーションを必要としていただことは、特にAndroid OS上では大きな制約でありました。 新しいMakoでは、Android OS上でもPDFを直接開き編集することが可能になりました。 

 page2018展では、 IoTデバイス上でPDFドキュメントを開き、キーボードから入力されるテキストをマージし、プリンタが解釈できるPCL形式に変換し、外部にあるPCLプリンタにドライバレスで印刷するデモを行わせてただく予定です。