印刷の自動化におけるグローバルグラフィックスの提案

 これまで印刷におけるAI(人工知能)、ディープラーニング(深層学習)、OPC UA、予知保全等に関して書いてきました。これらは印刷が中心的な業務となる印刷工場におけるプロセス全体を自動化し、印刷工場全体をスマートファクトリー化するためのもの、もしくは印刷が生産全体の中の一部の工程で使用されているスマートファクトリーに於いて、印刷を全体的な自動化の一つのプロセスとして組み込むためのものです。またスマートファクトリー化を達成すると、マス・カスタマイゼーション/マス・パーソナライゼーションの実現も夢ではなく、Z世代のトレンドにマッチしたビジネスを展開できるようになります。スマートファクトリー化の流れは、特に少子高齢化が進む日本では必然の流れであり、先進的な産業界では積極的な取り組みをしています。何も考えずに座視することは事業の廃業に追い込まれる可能性があります。
 昨日、印刷の自動化を支援するグローバルグラフィックスのSmartDFEが、同社の日本語Webサイトで紹介されましたので、スマートファクトリー化でビジネスの強化を図りたい製造業の方は、是非一度ご訪問してみてください。

https://www.globalgraphics.co.jp/products/smartdfe

「横たわり族」に提案

 中国では「横たわり族」(「躺平」(タンピン))とよばれる人が増殖しているそうた。「結婚しない、子どもも要らない、家や車も買わない、消費しない、最低限しか働かない、質素な生活を送ること」を選択する低意欲、低欲望のライフスタイルのことをいうそうだ。中国には14億人もいるので、だれかが働くなくても、代わりとなる人は山程いる。仕事をしなくても食っていけるのであれば、それはそれで羨ましい。しかしながら、日本ではそうはいかない、日本では少子化が進み、働く世代の人の減少に伴い、老人が老体にムチを打って働らかざるをえない。かく言う私もその老人の一人だ。働くことを辞めると、代わりとなる人はいない。だから、日本ではスマートファクトリー化による完全自動化は必達の課題であり緊急の課題だ。すべての産業でスマートファクトリー化が進めば、横になって寝ていても、AIやロボットが代わりに仕事をしてくれる。中国で横たわっている人、中国でも高齢化が進むと言われていますよ。まずは寝ている前にやるべきことはあるのではないでしょうか。スマートファクトリー化が進めばベーシックインカムも夢ではなくなる。そうしたら思いっきり遊んで過ごそう。

印刷におけるAIやのディープラーニング(深層学習)の活用

 Global Graphicsは、スマートファクトリー内で得られるさまざまなデータをビッグデーターとして前述のOPC UAを使用して収集し、ArtmisとよばれるAI技術を使用して、包括的なモデルを作成し、トレンド(傾向)やパターンを見つけ出し、さまざまな業務改善を行う仕組みを提案している。具体的には、予知保全や、作業コストの高度な見積、On-the-flyで印刷するインクジェット印刷機の達成可能ライン速度を予測したり印刷機の最大印刷速度に追従するために必要となるRIP用PC構成を見積もる等、自動制御の強化からガイダンスの提供に至るさまざまなシーンで有効活用できます。予知保全は、印刷機を24時間365日稼働させるための費用対効果に優れた方法であるとして実証されています。故障は常に最悪のタイミングで発生する可能性があります。予知保全は、主要なデータを追跡して、トレンド(傾向)に関してトレーニングされたモデルを使用することで、故障が発生する前に、故障状態になるかもしれない部品を予測し、予め部品を交換するなど、適切なタイミングで保全できます。 自動運転車が現実になりつつある今、Artemis AIが自動運転デジタル印刷機を実現します。