デジタル印刷で注目されるHarlequin RIPの高速性
今、Global GraphicsのHarlequin RIPの高速性が、デジタル印刷機メーカで注目されています。 最近の印刷ジョブは、より複雑化しており透明を含むものも多くなってきております。結果、RIP処理の高速性が求められるようになってきております。特にトランザクションやトランスプロモ印刷で使用されるデジタル印刷機のRIP処理では非常に高いRIP処理性能が求められております。勿論、ブレードサーバ上で複数のRIPを並行して走らせ、高速化を実現することは可能ではありますが、如何にRIP数もしくはブレード数を減らすことができるかが、システム全体のコストパフォーマンスを高めるキーポイントであります。勿論、シングルRIP構成でシステム構築できれば、システムコストを格段に下げることが可能となります。
Harlequin RIPは1997年よりPDFをネイティブに処理し、透明を2002年からネイティブに処理しており、透明レイヤーの分割・統合をする必要が当初からなかった点で、開発当初より先見性のあるアーキテクチャでありました。
まず単体のRIP処理速度を高める方法として、RIPのマルチスレッド処理があります。最新のPCはマルチコアCPUを搭載したものが一般的となり、RIPで効果的にマルチスレッド処理を行うことにより、RIP処理性能を格段に高めることができます。 Global Graphicsは、マルチスレッド処理で15年を超える実績がありますが、Harlequin RIPのマルチスレッド処理を更に進化させ、単体のRIPで卓越したパフォーマンスが得られるまでに改良しました。
更に PDF Retained Raster 技術を使用すれば、バリアブルデータの固定データとバリアブルデータをRIP内部で自動的に識別し、固定データに対するラスタをページバックグランドとしてキャッシュすることにより、同じ処理を繰り返し処理することなく、高速にページラスタを生成することができます。 Global GraphicsはHarlequin Host Renderer SDK v2でPDF Retained Raster機能を更に進化させ、外部HWコンポーネントを使用して高速に固定データ用バックグラウンドとバリアブルデータに対するラスタイメージを高速にマージするポストスティッチ機能にも対応しました。
デジタル印刷のRIP処理を格段に高める、Harlequin RIPのマルチスレッド処理と、PDF Retained Raster機能の詳細と進化のマイルストーンに関しましては、グローバルグラフィックス株式会社に問い合わせください。
コメント