Global Graphics、Harlequin RIP SDK の最新版をリリース

Global Graphics、ハイエンド グラフィックアート市場で高い実績を誇る Harlequin Server RIP をベースとした RIP 開発キット Harlequin PLUS Embedded SDK と Harlequin PLUS Host Renderer SDK の最新版をリリース。



Global Graphics は、昨年幾つかのリリースを通し Harlequin PLUS Embedded SDK のパフォーマンスを強化してきたが、この度その最新版となる v3.7 をリリースした。 Harlequin PLUS Embedded SDK の特徴は、一つの RIP コアで PostScript、PDF、XPS そして PCL (PCL 5e、5c、XL) のすべてにネイティブ対応できること、高いパフォーマンス、そしてハイエンド グラフィックアート市場で実績のあるカラーマネジメント、スクリーニング、そしてトラッピングなどのオプションが組み込み型でも利用できるところにある。最新の v3.7 では、パフォーマンスの更る改善の他、Bitstream Font Fusion フォントのサポートが含まれる。また同社の欧文フォントエミュレーション機能により、代替えフォントをRIP内部で瞬時に構築するので、搭載する欧文フォントの数を最小化できる。



同時に、Global Graphics は、RIP サーバー用の開発キット Harlequin PLUS Host Renderer SDK の最新版 v1.3 をリリースした。Harlequin PLUS Embedded SDK をベースとして強化されてきた多くの技術が Harlequin PLUS Host Renderer SDK にも移植された。これらには、マルチビット(多値)スクリーニングやオブジェクトベースのスクリーニングが含まれる。 更に、マルチ RIP システムにおけるライセンス認証を簡単にする Harlequin License Server (HLS) のサポートや、従来の PDF/X-1a、PDF/X-3、PDF/X-4 のサポートに加え PDF/X-4p、PDF/X-5g、そして PDF/X-5pg のサポートが含まれ、外部 ICC プロファイルや外部 XObjects へのアクセスが可能となった。これらの仕様は、現在標準化が進められている PDF/VT のベースとなるものであり、高速デジタルプリント市場で今もっとも注目されている仕様の一つである。更に、Harlequin PLUS Embedded RIP で改良を重ねてきた性能向上も、同時に移植されたため、旧バージョンに比較し格段にパフォーマンスが向上している。



これら最新版の RIP SDK は、2月3日(水曜日)~5日(金曜日)まで東京池袋のサンシャインシティコンベンションセンターTOKYO で開催される PAGE2010 のグローバルグラフィックス株式会社のブース (D-28) でデモされる予定だ。

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