シキノハイテック JPEG XR エンコーダーチップをデモ
パシフィコ横浜で開催(11 月 18 日~20 日)されている Embedded Technology 2009 で、(株)シキノハイテックが、2009 年 8 月に国際標準化された (ISO/IEC 20199-2) JPEG XR 形式のエンコーダー チップのデモをしている。本チップは、KJN-X1 という名称で 2009 年 4Q からリリース予定だ。本チップを使用することで、デジタル カメラ内部で、イメージ画像を JPEG XR 形式に圧縮し保存できる。 JPEG XR は、マイクロソフトが開発した HD Photo をベースとした標準形式であり、XPS の国際標準形式である OpenXPS 仕様でもサポートされている。JPEG XR を使用することにより、現行の JPEG よりもより高い圧縮率が実現できるため、同一のストレージ環境でより多くのイメージ画像が保存できるようになる。同社は Co-Dec 版のリリースも予定しているとのことである。問題は本形式をサポートする回路の複雑さであり、現行の JPEG に比べ多くのゲートが必用となる。
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