PDF Retained Raster (PDF ラスタ維持機能)とは

Graph Expo で発表された次期 Harlequin RIP は、Harlequin PLUS Server RIP (v8.0) と呼ばれ、二つの大きなパフォーマンスの改善が図れている。



Harlequin PLUS Server RIP は、再設計された RIP コアをベースとしており、これまでの製品を上回る処理性能を実現している。最新の Duo および Quad コア テクノロジの利点を最大限に引き出すマルチ スレッド レンダリングを標準で採用することで、これまで以上の処理性能を実現し、ラスタ データ処理における RIP ボトルネックを解消する。



さらに、PDF Retained Raster (PDF ラスタ維持機能) により、複数ページの印刷ジョブ内の同じコンテンツのラスターを保持し、再利用する機能が搭載されたため、同じコンテンツを複数ページ間で何回も処理する必用がなくなり、バリアブル(可変)印刷系のプロセスが高速化されます。このバリアブル印刷を行うのに、PPML 等の特殊ファイルを作成する必用がなく、通常の PDF で対応できるため、特殊なアプリケーションを用意する必要もなくなる。



これらの改善により、デジタル印刷用 RIP サーバーとして、更に高い性能をユーザーに提供できるようになった。

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