萩さん日記
デジタル印刷と電子ドキュメントの新潮流
トラッピングとは

ヌキ合わせのフィルムで版ずれを起こした時、もしくは用紙の伸びやちじみにより白い(紙の地の色)隙間が見えるのを防ぐため、通常 2 つの隣接するカラーの間に、小さな重なりの領域を作成します。この処理をトラッピングといいます。



通常、トラッピングをかける 2 つの色のうち、より淡い色の側を太らせることでトラッピングは行われます。背景側を太らせ(背景色がオブジェクト色より淡い色の場合)オブジェクトに重ねるのをチョーク トラップと呼び、オブジェクトを太らせ(オブジェクト色が背景色より淡い色の場合)背景に重ねるのを、スプレッド トラップといいます。



トラッピング処理は、アプリケーション側で行う場合と、RIP 内のトラッピング機能を使用する場合があります。本来トラッピングとは印刷機側のイシューなので、印刷会社側で相応しいトラッピング設定を行うのか好ましい。



トラッピングには実に様々なテクノロジーが使われている。大別するとトラッピング処理には、ラスター トラッパとオブジェクト トラッパがある。ラスター トラッパは、ピクセルベースでアナライズしトラップ処理します。一方、オブジェクト トラッパは、PDL が認識するオブジェクトもしくはベクター オブジェクトに対してアナライズが行われトラップ処理が行われます。したがってオブジェクト トラッパを使用することにより、トラップ形状の品質と精度が向上し、必用となる計算量が少なくなり、高速なトラップ処理が可能となり、オブジェクト毎に異なるトラップの制御が可能となる等のメリットがあります。



トラッピング技術の種類



■ アナモフィック トラップ:トラップ幅とトラップ高さに異なる値を設定。印刷の精度が縦横で異なる場合に使用する。
■ マイター エンド トラップ:トラップのエッジ形状を整えます。
■ フェザード トラップ:トラップ境界においてシェーディングを適用し、トラップとオブジェクトの境界をソフトにし、トラップを認識されにくくします。
■ スライディング トラップ:時として、スプレッドとチョークがオブジェクトの途中で切り替わることが発生(オブジェクトや背景色がシェードする場合)する。これにより、認識されやすいトラップの段差が発生します。スライディング トラップでは、トラップを少しづつスライドさせることにより、この段差を解消します。
■ プロポーショナル/ナロード トラップ:トラップが適用されるオブジェクトが狭くなる部分で、それに比例するようにトラップ幅を自動的に制御します。
■ スモール オブジェクト プロテクション:小さな/薄い(テキストの様な)オブジェクトがトラップによりつぶされる/太ることを防止します。



その他考慮すべき点として、特色インク対応、N-color、Trap Zone そしてオーバープリントがある。



Global Graphics の Harlequin RIP は、非常に優れた多くのトラッピング機能セットに対応しております。詳細は以下の PDF を参照されたい。



参考資料:
http://www.globalgraphics.com/pdfs/products/trappro_wp.pdf



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