マルチレイヤー印刷におけるPDF形式の標準化
最後に開催されたISOグラフィックアートコミッティ(ISO TC130/WG2)会合でマルチレイヤー印刷におけるPDFの標準化の価値について議論されました。 マルチレイヤー印刷とは、幾つかのイメージ画像が特定媒体の同一側面に何層にも渡り印刷される印刷方式です。 たとえば、バックライトディスプレイやサンドイッチ印刷の例が挙げられます。 このジョブでは、それぞれのベンダー毎に異なる独自の方法が使用されているようですが、方式が統一されていない為、デザイナは印刷ワークフローや使用する印刷機の特性に合わせPDFを作成しなければなりません。 即ち、現在では使用される印刷ワークフローや印刷機を特定しないでPDFを作成できません。 弊社はISOに協力し、マルチレイヤー印刷に於いて使用されるPDF形式の標準化が必要かどうかのリサーチを行っております。(標準化を行うかどうかは決定しておりません) もしこの業界に於いてご意見のある方がおられましたら、ご意見をinfo@globalgraphics.co.jpまでお寄せください。
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