高品質なカラープロファイルの生成方法

 前回までは、iC3Dを使用した3Dオブジェクトをコンピューター上でシュミレートする方法を説明してきました。 この技術はバズワードとなっているNFTやメタバースといったテクノロジー、さらにはWeb3やDAOと呼ばれる世界でも重要になると思いますが、3Dのお話は、今回はひとまずここまでとして、これからはカラーマネジメントの話をしていこうと思います。
 印刷出力物の演色範囲の広さは、使用する媒体とインクで決まります。そして如何に粒状感の少ない、なめらかな印刷を得るかは、高い解像度と高品質なスクリーニングを使用するかどうかで決まります。 さらに如何に⊿Eの小さなオリジナル色に近い、さらにはリニアリティの高い印刷物を再現できるかは、如何に高品質なカラープロファイルを使用するかどうかに掛かっています。 
 これから、2021年10月に当社グループ企業の一つとなったドイツ、ライネのColorLogic GmbH社のカラーマネジメント技術について説明してまいります。 市場では品質の悪いカラープロファイルを使用しているケースも多く、印刷機本来の性能を出せていない印刷機も多く存在します。 今後数回のブログでは、ColorLogicの3ステッププロセスを説明し、高品質なプロファイルを作成する方法と、それらを管理していく方法を説いてまいります。

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