page2023で Harlequin Core SDK を展示・デモ

 今回は、Global Graphics Software Ltd(英)の Harlequin Core SDK をご紹介します。 Harlequin Core RIP は、RIP (Raster Image Processor) のコア技術であり、PostScript、PDF (inc. PDF/X, PDF/VT, etc)、画像 (inc. TIFF, JPEG, EPS, PNG, BMP)ファイル形式を印刷機で扱えるラスター形式 (ex. CMYK, 1200x1200dpi, 1-bit) に変換するソフトウエアです。 Harlequin は、その性能と信頼性の高さで大変高く評価・認知されており、世界最大の印刷機メーカーを始め、業界を先導する多くの印刷機メーカーで広く採用されております。

 Harlequin Core SDK は、Harlequin Core RIP の評価や実装をし易くする SDK であり、clrip と呼ばれるコマンドラインアプリケーションが提供され、DOS のコマンドプロンプトから引数で設定することにより、指定される PostScript もしくは PDF を、テキストエディタで編集可能な Configuration ファイル内で指定される解像度(ex. 600 x 1200dpi、1200 x 1200 dpi)、ピクセル深度 (ex. 1-bit, 2-bit, 4-bit, 8-bit, 16-bit)、出力カラー (ex. モノクロ、RGB, CMYK, CMYKOV, CMYKW)、出力ラスター形式 (ex. Pixcel-interleaved, Band-interleaved, Frame-interleaved) でRIP処理し、結果を TIFF 等の指定されたラスター形式で出力でき、RIP の処理性能や品質を直ちに評価できます。 RIP をプログラム的に制御する API は非常にシンプルであり、RIP と OEM アプリケーション間の I/F を提供する幾つかの関数が skinkit と呼ばれる中間レイヤーで用意されます。 また API レイヤーにより、貴社のカラーマネージメント等を統合することも可能です。

HQN_Core.png

 Harlequin Core SDK を使用すれば、貴社独自の GUI を持つ DFE を貴社ブランドで早期に開発できます。 ある日本のお客様では数ヶ月で開発を完了できました。 もし開発リソースが自社で用意できない場合は、ワークフロー、GUI、RIP、カラーマネジメント、スクリーニング、インクジェットヘッドコントローラーボード等を Hybrid Software Group PLC グループの業界を先導するテクノロジーでパックした、貴社ブランディングが可能な SmartDFE もご検討ください。

 Harlequin Core SDK は、Global Graphics Software とのライセンス契約の元提供されます。 ライセンス形態は、ユニットロイアルティ(出荷台数に応じたライセンス料支払い)、年間固定費用、無制限など様々なライセンスモデルに柔軟に対応しております。評価は、機密保持契約を締結することにより Harlequin Core SDK が無償で貸し出され、グローバルグラフィックス株式会社からの日本語でのテクニカルトレーニングとサポートが提供されます。 対応OS は Windows は勿論の事、Linux, MacOSにも対応しており、AWS などのクライアント環境での使用も可能です。

 Harlequin Core は、それ自身大変高速な RIP コアとして認知されておりますが、さらにその処理性能を飛躍的に向上させる仕掛け(Scalable RIP, Parallel Pages, VariData, 自動タイリングが用意されております。 詳細は、page2023で配布される Harlequin Core SDKのブロシャーをご参照ください。

 詳しく知りたい方は、page2023のグローバルグラフィックス株式会社のブース (D-18)をご訪問ください。

コメント

非公開コメント