gDoc platform SDK、HTML5のWebアプリとして発行が可能に
グローバルグラフィックス、電子ドキュメントアプリ用開発キットの新バージョンgDoc platform SDK 3.1をリリース。 新バージョンでは、多くの機能強化が実施されているが、そのハイライトは、HTML5形式のWebアプリケーションとして発行できることだ。
gDoc platform SDK 3.1に添付されるイグザンプルアプリケーションgDoc Binderでは、たとえばPDF形式のドキュメントを開き、HTML5のWebアプリケーション(Web Binder)として発行できる。 発行されたWeb Binderは、iPad上のSafariで開き、リアルなバインダー内のドキュメントとして閲覧できる。ページめくりもリアルだ。
しおりとページナビゲーションスライダーをサポートしており、快適なブラウジング環境を提供する。 ページ記述形式がイメージ形式ではなく、SVGベースであるため、テキストやグラフィックスを拡大してもジャギーにならない。 これば、先般開催された国際電子出版EXPOで展示されていた他社HTML5のWebアプリがイメージをベースとしていたものが多いのに対し、大きな付加価値を提供する。さらにiPad上でテキストスタイルノート、ハイライト、フリーハンドドロー注釈を付与し、デスクトップベースのBinderに戻し、グループ内でコラボレートすることも可能だ。
※ gDoc platform SDKについて
gDoc platform SDKは、グローバルグラフィックスが同社のPDL専門性を活かし開発した電子ドキュメントアプリを構築するためのSDKである。さまざまなユーザエクスペリエンスを持つアプリケーションを共通プラットフォームで開発できる。SDK内部形式は、XPSの拡張形式なので、印刷しても高い品質の印刷物を提供でき、PDF等の他のPDL形式にエクスポートしても品質が劣化しない。
この一つのプラットフォームから、電子ドキュメントを閲覧できるさまざまなアプリケーションを作ることができる。例えば、ルーズリーフバインダ、ノートパッド、電子黒板、あるいMicrosoft PixelSenseなどである。
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