ColorAnt 測色データの最適化

 前回は、ColorAntの機能の概要を説明しましたが、今回は測色データの最適化機能について説明します。 この機能が、高品質なカラープロファイルを作成するためのとても重要な機能の一つであり、この機能を使用するだけでも格段に高い品質のプロファイルを作成できます。

 最初の例では、リダンダンシー (Redundancies) の修正を行っている例で、測色ミスとなっている箇所のデータを自動的に補正します。

colorant1.png

 次の例では、測色の精度が悪い箇所を自動的に検出し、修正(Correction)を適用した例です。 その他スムージング等でデータの最適化が可能です。

colorant2.png

ColorAntの紹介

 前回は ColorLogic の製品概要を説明しましたが、今回はその中の一つであるColorAntを掘り下げ、その機能を紹介しようと思います。

 ColorAntは、測色に使用するチャートの作成、測色データを最適化する使いやすいツールです。 その他の機能には、以下が含まれます。

● チャートの作成・出力/分光測色計からの測色データの入力(Data Import/Export)
● カスタムチャートの作成 (Gray, RGB, CMYK, n-Color)
● 印刷用にチャートを出力(形式:TIFF, PDF, PSD)
● 測色ツール:分光測色計(Barbieri, コニカミノルタ, MYIRO, Techkon, X-Rite)からデーターの読込み
● 測色データの最適化・編集(Correction, Editing)
● Redundancies、修正 (Correction)、スムージング等でデータの最適化
● プライマリツール: プライマリカラーの変更(ex. CMYK->CMYKOG)
印刷シーケンスの変更(ex. CMYK->KCMY)
● 測色データのマージと変換 (Merging & Conversion)
● 複数の測色データを平均化してマージし、1つの測色データにする
● CIE変換:異なる照明条件での測定データに変換 (観測者の角度(ex. 10°)、光源の変更(ex. D65))
● データ解析(Data Analysis/View)
● データー表示(2D/3D表示、リニアリティチェックカーブ、スパイダーWeb、TVI (Tone Value Increase) カーブ)
● 評価 (Evaluation)
● ISO12647-7 Contract Proof/-8 Validation Print
● PSD Evaluation Fogra PSD 2018 Side by Side / Media Relative
● レポート/ラベル作成 (品質グレード:A, B, C)

ColorAnt

ColorLogicの製品レンジ

 ColorLogic GmbH (独、ライネ) は、2002年に設立されました。 設立当初は、OEMビジネスにフォーカスし、テクノロジーをSDKとして提供しました。 2005年からWindowsとMac用の自社ブランド製品をポートフォリオに追加しました。 2021年10月にHybrid Software Group PLC (Euronext: HYSG)の傘下となりました。 以下、自社ブランド製品ポートフォリオを説明します。

ColorAnt:
 ColorAntは、測色に使用するチャートの作成、測色データを最適化する使いやすいツールです。 その他には、プライマリ色と媒体の変更、トーン値の補正、 CxF/X-4データの埋め込み、包括的なレポートの作成が含まれます。

CoPrA:
 CoPrAは、高品質なプリンター、デバイスリンク、セーブインク ICCプロファイル( Gray, RGB, CMY, CMYK, マルチカラー (15 チャネルまで))を作成します。 あらゆる色空間の組み合わせに対応できるユーザーフレンドリーなインターフェイスを備えています。

ZePrA:
 ZePrA Smart Color Serverは、DeviceLinkプロファイルを使用してPDFと画像ファイル (TIFF, PSD, JPEG) を最適化するカラーサーバーです。 SmartLinkを使用してカスタム色変換プロセスを簡単にします。 既存ワークフローにシームレスに統合できるので、直ちに使用できます。

DLS:
 DeviceLink プロファイルのライブラリです。

colorlogic.png

高品質なカラープロファイルの生成方法

 前回までは、iC3Dを使用した3Dオブジェクトをコンピューター上でシュミレートする方法を説明してきました。 この技術はバズワードとなっているNFTやメタバースといったテクノロジー、さらにはWeb3やDAOと呼ばれる世界でも重要になると思いますが、3Dのお話は、今回はひとまずここまでとして、これからはカラーマネジメントの話をしていこうと思います。
 印刷出力物の演色範囲の広さは、使用する媒体とインクで決まります。そして如何に粒状感の少ない、なめらかな印刷を得るかは、高い解像度と高品質なスクリーニングを使用するかどうかで決まります。 さらに如何に⊿Eの小さなオリジナル色に近い、さらにはリニアリティの高い印刷物を再現できるかは、如何に高品質なカラープロファイルを使用するかどうかに掛かっています。 
 これから、2021年10月に当社グループ企業の一つとなったドイツ、ライネのColorLogic GmbH社のカラーマネジメント技術について説明してまいります。 市場では品質の悪いカラープロファイルを使用しているケースも多く、印刷機本来の性能を出せていない印刷機も多く存在します。 今後数回のブログでは、ColorLogicの3ステッププロセスを説明し、高品質なプロファイルを作成する方法と、それらを管理していく方法を説いてまいります。

iC3Dのシェープモデラーでさらに複雑な3Dモデルをデザイン

 iC3Dを使用すると実在しない3Dオブジェクトをコンピュータ上でシミュレーションできます。前回までに、iC3Dの2Dスピナーテンプレートやシェープモデラーを使用した3Dモデルのデザイン例を紹介してきました。今回は、ハンドルが着いた少々複雑な3Dデザインの作成方法を説明します。この方法により、以下の様な3Dデザインを作成できます。

iC3D_Sun.png

● テンプレートライブラリから「シェープモデラ」をシーンにコピーします
● バックグラウンドイメージマネージャーを開き、ガイドとなる画像をロードします。
● ガイド画像を背景にしてハンドルを除いた部分のモデルデザインを行います。

iC3D_Sun1.png

● ポイントを追加し、ハンドル以外の部分のモデルデザインを完成し、シーンに追加します。

iC3D_Sun2.png

● ハンドル部分を作成する。
● オブジェクトエディタの「プリミティブを追加」を選択し、内筒経を選び分割数(この例では、幅:16,高さ:13)を設定し、作成をクリックします。
● ガイド画像を適切な位置に移動します。

iC3D_Sun3.png

● オブジェクトエディタのポイントエディタで
ハンドル部分のデザインを行います。

iC3D_Sun4.png

詳細はsales@globalgraphics.co.jpまでご連絡ください

iC3Dのシェープモデラーで少し複雑な非対称3Dモデルをデザイン

 iC3Dを使用すると実在しない3Dオブジェクトをコンピュータ上でシミュレーションできます。前回は、iC3Dの2Dスピナーテンプレートで回転軸を使った3Dモデルの作成方法を説明しました。この方法によりシンプルな3Dデザインを簡単に作成できますが、水平にカットしたときの切り口が円形にならない3Dデザインを作成できません。今回は、切り口が円形にならない3Dモデルを、iC3Dのシェープモデラーを使用して作成する方法を説明します。このツールにより、バタータブのような3Dデザインを簡単に作成できます。

バタータブ作成例:
● テンプレートライブラリから「シェープモデラ」をシーンにコピーします。
● シェープモデラで新しいモデルをデザインします。
● 作成後、シーンに追加し、マテリアルライブラリから「マテリアル」を選択します

iC3D_butter_bottom.png

● 蓋は同様にして作成し、シーンに追加し、マテリアルを選択します。
● スケーリングオプションで拡大・縮小後、トランスフォーム機能で、適切な 位置に蓋を移動します。

iC3D_butter_top.png

詳細はsales@globalgraphics.co.jpまでご連絡ください

iC3Dの2Dスピナーテンプレートで回転体をベースに3Dモデルをデザイン

 iC3Dを使用すると実在しない3Dオブジェクトをコンピュータ上でシミュレーションできます。 前回までは、テンプレートライブラリに登録されたモデルを使用した例を説明してきましたが、今回は、iC3Dの2Dスピナーテンプレートで回転軸を使ったモデル生成方法を説明します。この方法は、最もシンプルな3Dデザインを作成する方法の一つで、垂直軸に沿って360°回転する2Dデータから3Dデザインを作成します。この方法で作成された3Dデザインは、水平にカットすると常に切り口が円形となるのが特徴です。このツールを使用すれば、ワインボトルなどの自由なデザインが可能となります。

● 「テンプレートライブラリ」から「2Dスピナー」をシーンにコピーします。
● 2Dスピナーテンプレートで新しいモデルをデザインします。
● 「厚み」を指定して、肉厚を設定します。
● 「プレビューのアップデート」をクリックし、プレビュー画像を表示します。
● 期待通りのデザインであれば、「シーンにモデルを追加」をクリックします。

iC3D_2DSupinner.png

詳細はsales@globalgraphics.co.jpまでご連絡ください

iC3Dを使用した販売ブース/シェルフの陳列シミュレーション

 iC3Dを使用すると実在しない3Dオブジェクトをコンピュータ上でシミュレーションできます。 今回は、販売ブース/シェルフの陳列シミュレーションを例に取りどのようなシミュレーションができるかの例を紹介します。

 多くの代表的デザインを登録したテンプレートライブラリから什器ビジュアライザーをシーンにドラッグ&ドロップし、幅と、ユニットスタイルを以下から選択します。

● シングルシェルフ
● 5段シェルフゴンドラ
● オープン冷蔵ユニット
● ガラスドア冷蔵ユニット
● ダイナミックシェルフ
● コンテナ

 以下の例は、シングルシェルフ(棚板)を選択した例です。
 これは、これまでに説明した3種類のiC3Dオブジェクトを取り込んで構成しており、すでに個々のiC3Dが存在しているのであれば、以下の3Dシェルフデザインを作成するのに5分と掛かりません。

iC3D_shelf.png

詳細はsales@globalgraphics.co.jpまでご連絡ください

iC3Dを使用したカートンのシミュレーション

 iC3Dを使用すると実在しない3Dオブジェクトをコンピュータ上でシミュレーションできます。 今回は、カートンを例に取りどのようなシミュレーションができるかの例を紹介します。

 多くの代表的デザインを登録したテンプレートライブラリからカートンを選択して、シーンにドラッグ&ドロップします。

● 「図面のインポートから」カットラインや折り線を含む図面をインポート(dxf, cf2)します。
● 「ラインを分割」をクリックする。
● すべてのラインを一旦カットに設定し、その後折のライン(赤)をすべて選択して、折りに設定します。 その後モデルを生成をクリックします。 
● 正面となる面をクリックし選択します。
● 「基材の編集」から使用する基材を選択します。
  ● フロントマテリアルを選択 (White)
  ● バックマテリアルを選択
  ● サイドマテリアルを選択
  ● マテリアルの厚さを指定
● 「モデルを生成」をクリックします。
● 折り線を全て選択し、折角度を90°に設定します。
※ 蓋を折りたたむアニメーションムービーを作成することも可能です。

iC3D_box_1.png

● 「シーンにモデルを追加」をクリックし、「AI」をクリックし
「ファイル」->「配置」からデザインファイルを貼り付けます。
「今すぐアップデート」をクリックします。
● PACKZからのデザインファイル取り込みも可能です。

iC3D_box_2.png

詳細はsales@globalgraphics.co.jpまでご連絡ください。